印鑑を支援
正面対決する以外に道はないのだ。
良しにつけ、悪しにつけ、いつも未来が目の前に広がってくるのが上昇フォームの長所といえるだろう。
まさに、未来を視ながら今日を考える。
そんな、時間の王道感覚を与えてくれるフォームなのである。
世の通念とはまるで異なる、時間が逆さまに流れる上昇フォーム。
いわば、反逆のスタイルともいえるこの方式で、以来、私はスケジュール管理を行なってきた。
自慢ではないが、3日坊主の自分かよくもこんなに、1つの方法を続けられたものだと感心する。
それほど、使い勝手がよかったのである。
使うほどに時間のイメージが頭にしっくり入ってくる。
未来の時間が私に語りかけてくる。
その経験から、私はもうこの上昇フォームでないと、ものの手順を考えられないほどである。
いまでは、上昇する時間軸にすっかり慣れてしまったので、仕事で普通の予定表を見たりすると、「何これ?」と逆に違和感を覚えたりする。
下に流れる他のスケジュール表は、私にとって、気分を落ち込ませ、創造力を奪い去るものに思えてしまう。
そうした意味で、上昇フォームを使っている自分のウィークポイントは、他人から手帳などを戴いても、とても使用する気になれないということぐらいである。
そのほか導入にあたって思いつく欠点といえば、たとえば、長い文章などを同じ欄に記入しようとしたとき、抵抗を感じるかも知れない。
通常、物を書く場合、改行したら次は下へという常識のルールがあるため、流れとしての矛盾があるからだ。
といっても、最近のインターネットのホームページなどを見ると、これらの欠点もたいした問題ではなかったことがわかる。
ホームページによくある新着情報や伝言板などの書き込みは、ほとんどが新着時間順に並んでいる。
最新の情報に素早くアクセスできるようにするために、新しい情報ほど上に置く上昇フォームを自然に取り入れているのだ。
それで違和感も伴わないのである。
短所といえないくらいのことだが、こうした点を承知の上で、自分なりに積極的に取り入れようとするなら、紙ベースの使用においても、上昇フォームはなかなか便利なビジネスフォームといえるだろう。
1990年にシステム手帳用として上昇フォームのスケジュールリフィルを自作し、以来愛用し続けてきた。
その1方で、私はパソコン用ソフトのプログラミングを趣味とするようになっていた。
当時、いまのインターネットほどではないが、パソコン通信と呼ばれるネットワークが流行っていた。
電話回線を通して、メールはもちろん、電子会議やファイル(ソフトウェアなど)のやり取りなどもできた。
通信速度は遅かったが、気軽にできるなかなか便利なネットワークだった。
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